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日本オラクル、通信・メディア業界特化型アプリケーションを提供開始 |
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専任組織「CGBU Japan」も設立
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新たに提供される製品は、通信業界向けのCRM（顧客関係管理）アプリケーション新版「Siebel Communications」、ビリング（請求・収益管理）アプリケーション「Oracle Communications Billing and Revenue Management」（以下、Oracle CBRM）、通信網運用支援システム（OSS）向けアプリケーション「MetaSolv」、通信業界向けのビジネスアプリケーション「Network Asset Lifecycle Management」の各ソフトウェア。これらと、人事管理ソフト「PeopleSoft HCM」をあわせた一連の製品を通信・メディア業界向けアプリケーション製品群「Communications Industry Suite」に位置付け、通信業界に広く提案していく考えだ。 新製品のうち、Oracle E-Business Suiteの通信業界向けSCM製品であるNetwork Asset Lifecycle Management以外の3製品は、いずれもここ2年の間に企業買収で手に入れた製品。Oracle CBRMはもともと米Portal Softwareが提供していたもので、固定/携帯電話からブロードバンド、VoIP、ビデオに至る全通信サービスの課金と管理を可能にする。またMetaSolvは、同名の米国企業が提供していた製品で、キャリアにおける、サービスの受注から開通までのサービスフルフィルメントを支援することができる。 日本オラクルではこれらの製品を利用して、通信業の基幹業務を支える2つのキー・バリューチェーンを実現するためのソリューションを提供するという。1つ目は、プロダクトの企画から販売、注文、請求、資金回収までを最適化する、直接的な収益の向上に寄与するソリューション。Siebel製品やOracle CBRM、MetaSolvなどによって、サービスをまたがった顧客情報の全社的な一元管理を実現するとともに、新製品を市場投入するまでのリードタイム短縮、解約率の低減なども図る。 2つ目は、ネットワーク設備設計から構築、稼働、保守、廃棄までの、設備ライフサイクルを最適化するソリューションだ。Japan Applications Business Group アプリケーションSC本部 インダストリーアーキテクト部の北尾康宏シニアマネジャーは、「通信業は設備産業なのでそこへの投資は膨大だが、これまではバリューチェーンが分断されており、流れが可視化できていなかった」と指摘。Network Asset Lifecycle Managementを導入することによって、全過程を通した見える化の促進が可能になるとした。
なお米Oracleと日本オラクルでは、業界特化型ソリューションの提供に力を入れていくことをすでに明らかにしており、通信業界も注力する市場としてすでに挙げられていた。常務執行役員 エンタープライズアプリケーション営業統括本部長の桑原宏昭氏は、「通信業では多額のIT投資が見込める。特に業界特化型のアプリケーションはほとんどが手作りの現状であり、いかに大きな市場なのかがわかる。当社のアプリケーションビジネス中の20％を、通信業からあげたい」と意気込みを述べた。 ■ ＵＲＬ 日本オラクル株式会社 http://www.oracle.co.jp/ ニュースリリース http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1712 http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1713 http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1714 日本オラクルインフォメーションシステムズ株式会社 http://www.oracle-is.jp/ ■ 関連記事 ・ 日本オラクルがインダストリー別の取り組みを強化－無償コンサルサービスも提供（2007/01/25）
（ 石井 一志 ）
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