エヌ・ティ・ティ・ソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)は3月29日、コンタクトセンターシステムを実現するCTI(Computer Telephony Integration)ミドルウェアの新版「CTBASE 3.0版」を発表した。同日から販売を開始する。
CTBASEは、コンタクトセンターシステムを短期間、かつ柔軟に構築するためのミドルウェア製品。PBX固有のシーケンスを吸収したインターフェイスを、ActiveXコントロールやJavaクラスライブラリで提供するため、Visual BasicやMicrosoft Accessに組み込んだり、市販のCRM/SFAツールと容易に連携できたりすることが特徴。
新版では、CTBASEサーバーの二重化に対応することで信頼性を向上したほか、セキュリティ向上を目的としたシンクライアントにも対応。
また、オプションで「データベースルーティング機能」を提供する。これにより、音声による自動応答を行うIVR(Interactive Voice Response)を導入することなく、顧客のビジネス情報を反映させることが可能になった。
そのほか、テクマトリックスのCRMパッケージ「FastHelp 3」に対応したソフトフォンも、オプションで提供する。
価格は、195万円(1サーバー/25クライアント)から。NTTソフトでは、コンタクトセンターシステム開発込みで、今後1年間に10億円の売り上げを目指す。
■ URL
エヌ・ティ・ティ・ソフトウェア株式会社
http://www.ntts.co.jp/
ニュースリリース
http://www.ntts.co.jp/whatsnew/2006nr/070329_NR.html
( 川島 弘之 )
2007/03/29 19:03
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