株式会社ネットワールドは4月5日、仮想デスクトップ環境向けの管理ツール「VMconnector」を、同日より販売開始すると発表した。4月末より出荷を開始する。
VMconnectorは、アイベクス株式会社が開発した接続管理ツール。VMwareの仮想デスクトップインフラ「Virtual Desktop Infrastructure」上で稼働する個人の仮想マシンと、PCなどの端末との接続を管理できる。利用にあたっては、ユーザーはIPアドレスなどの詳細な接続情報や知識を持つ必要はなく、簡単な操作で自分の利用する仮想PCへアクセスを行えるという。また、仮想マシンイメージの自動起動機能を搭載するほか、第三者からのアクセスに対するセキュリティ向上も期待できるとしている。
製品としては、ハードウェアアプライアンスと、VMware上で稼働する仮想アプライアンスの2形態を用意した。仮想アプライアンス版の価格は1ユーザーあたり9800円(税別)。ハードウェアアプライアンス版の価格は今後発表される。
なお今後の展開としては、VMconnectorへログインしていないクライアントからの上位ネットワークへの接続を遮断する機能の追加や、接続パフォーマンスの向上、ActiveDirectoryとの連携によるユーザー情報管理機能の強化などを予定しているとのこと。
■ URL
株式会社ネットワールド
http://www.networld.co.jp/
プレスリリース
http://www.networld.co.jp/news/press2007/0405.htm
( 石井 一志 )
2007/04/05 13:54
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