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Intellisync Mobile Suite 8の概要
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営業・マーケティング担当 副社長の井手龍彦氏
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代表取締役社長の荒井真成氏
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インテリシンク株式会社は4月5日、モバイル端末と社内リソースをデータ同期させるソフトウェア製品の新版「Intellisync Mobile Suite(IMS) 8」を発表した。5月15日から出荷を開始する。
IMSは、外出先から携帯電話などのモバイル端末を利用して、会社のグループウェアや基幹情報へのアクセスを可能にするソフト製品。グループウェアやメールとのリアルタイム同期を可能にする「Intellisync Wireless Email」、セキュリティやシステム管理を担う「同 Device Management」、ファイルの共有や企業ポータルとの連携を実現する「同 File Sync」、データベースや業務アプリとの連携を実現する「同 Application Sync」の4つのコンポーネントから構成される。
新版では、セキュリティ機能を強化。従来はモバイル端末を外出先で紛失した場合、管理者が企業内のサーバーに対してデータ保護設定を行う必要があったが、今回からWebベースの管理ツールを使って、遠隔からデバイス端末を使用不可にしたり、メールや連絡先などのPIMデータを消去したり、ファイルを削除したりすることが可能になった。これにより紛失したユーザー自ら対応することができるようになる。また、「Windows Mobile」および「Symbian OS/S60 3rd Edtion」を搭載する端末では、デバイスリセット機能にも対応した。
デバイス端末側のクライアントソフトでは、ローカルデータの検索機能を追加。メールを日付別・送信者別・件名別などで検索するといったことが可能になった。合わせて受信トレイのサブフォルダ表示をサポート、Outlookと同等の使い勝手を実現した。
そのほか新版では、「Windows Mobile 6」「Windows Vista」「Exchange 2007」などに対応する。
営業・マーケティング担当 副社長の井手龍彦氏によれば、国内でのスマートフォン市場はビジネス利用を中心に順調な伸び率を見せているという。その理由として代表取締役社長の荒井真成氏は、1)デバイス自体の品質向上、2)セキュリティの向上、3)ランニングコストの低減の3点を挙げた。「この3点は今後もモバイルソリューション市場をけん引する要因となる。当社では、今後もこの点に力を入れて、良い製品を提供し続けていきたい」と意気込みを見せた。
価格は、Intellisync Wireless Emailが1万2600円/ライセンス、同 Device Managementが9450円/ライセンス、同 File Syncが9450円/ライセンス、同 Application Syncが1万6800円/ライセンス。
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クライアント側のトップ画面
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Web管理画面
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■ URL
インテリシンク株式会社
http://www.intellisync.co.jp/
( 川島 弘之 )
2007/04/05 16:52
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