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ウイングアーク、帳票ソリューションの新製品を発表－2007年度はフロント業務向け帳票事業に注力 |
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内野弘幸代表取締役社長は、2007年度の帳票事業戦略について、「基幹業務システムのオープン化が加速するなか、2006年度はバックオフィス系帳票ソリューションを中心に順調に売上を拡大することができた。2007年度は、これに加えて、急速にニーズが高まっているフロント業務系の帳票ソリューションにも注力していく」との方針を述べた。 具体的には、2007年度の帳票事業のキーワードとして「帳票INNOVATION」を掲げており、「“開発環境が変わる。帳票運用が変わる。帳票のIT化が飛躍的に拡がる”をコンセプトに、作る側と使う側の双方にとってわかりやすく、使いやすい製品・サービスを含めた総合的なフロント業務向け帳票ソリューションを提供していく」（マーケティング部・谷口功部長）考え。作る側に向けては「開発環境革新」、使う側に向けては「次世代WEB帳票」をテーマにした製品およびサービスを展開していく予定で、今回発表した2製品は、それぞれの中核を担うソリューションと位置づけられる。 内野社長は、「当社では、フロント業務系については1997年にいち早くPDFエンジンを投入し、大きく売り上げを伸ばした実績がある。今回の新製品も、フロント業務系の帳票ニーズに対する先行したアプローチになるが、数年後には必ずデファクトの技術になると確信している。帳票ソリューションのトップベンダーとして新技術に先行して取り組むことで、PDFの時と同様に新たな市場を立ち上げ、大きく育てていきたい」と意欲を見せている。 今回の新製品で、作る側の「開発環境革新」を図るツールとなるのが「Design Converter」。同製品では、次世代帳票開発ツール「SVFX-Designer」とWeb入力画面作成ツール「StraForm-Designer」の相互変換を実現する機能を提供する。これにより、帳票出力用の設計環境と入力画面の設計環境を標準技術（XML）で融合することができ、アプリケーション開発に占める帳票分野のトータルコスト削減、および開発・メンテナンスの工数最小化を図ることが可能となる。 帳票開発者にとっては、出力と入力の画面設計を同時並行して開発することで、開発作業の効率化を図れるとともに、改変にともなう二重の工数も解消できる。また、出力から入力までの開発をスクラッチに依存しないため、特定の開発者に依存しない環境を実現できる。一方、エンドユーザーにとっては、固定化された帳票様式での運用だけでなく、業務にあわせて柔軟に帳票を改良、変更し、ビジネスの変化に迅速に対応できるメリットがある。 「Design Converter」の出荷開始は5月末で、標準価格は20万円の予定。
XPS形式の帳票出力環境を実現することで、クライアントに専用のビューアをインストールすることなく、ブラウザだけで帳票・ドキュメントの閲覧が可能となるとともに、業務用プリンタ以外のパーソナル用プリンタでの印刷環境に依存しない、印刷品質の標準化も図ることができる。また、内部統制強化、情報漏えい防止のため、クライアントにデータが保持されない運用環境を実現できるのも大きな特徴。さらに、生成するXPS文書内に検索情報を付加することで、シームレスに文書管理ツールと連携し、文書を有効活用することが可能となる。 「SVF for XPS」の出荷開始は7月末で、標準価格は、Windows版とLinux版が80万円（1サーバー1CPU）、UNIX版が120万円（1サーバー1CPU）の予定。なお、マルチOS、マルチブラウザ、専用ビューアなどに対応する次期バージョンについても企画・開発中で、今年下半期の販売を予定している。 ■ ＵＲＬ ウイングアークテクノロジーズ株式会社 http://www.wingarc.com/ プレスリリース http://www.wingarc.com/doc/press/n-070412/2007_0412xps.htm http://www.wingarc.com/doc/press/n-070412/2007_0412dc.htm
（ 唐沢 正和 ）
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