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サン、基盤ソフト製品群「Sun Java Enterprise System」の最新版


 サン・マイクロシステムズ株式会社は4月16日、サーバー向け基盤ソフトウェア製品群の最新版「Sun Java Enterprise System 5」を発表した。同日より販売を開始する。

 Sun Java Enterprise System 5は、アプリケーションサーバーなどのインフラ技術をパッケージ化した製品。最新版では、ベースソフトウェア製品群での機能強化のほか、追加ソフトウェア製品群として、アイデンティティ管理ソフトウェアおよびビジネス統合ソフトウェアが追加された。

 HTTPエンジンの「Sun Java System Web Server 7.0」では、楕円曲線暗号を使った公開鍵暗号方式をサポート。これにより、メモリ容量などが小さな携帯電話でも、公開鍵暗号を用いたセキュリティを実現するとしている。ディレクトリサーバーの「Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.0」では、スケーラビリティ・高可用性の向上のほか、データベースからの情報を透過的に参照できるバーチャルディレクトリ機能を装備するなど、管理性の向上が図られている。

 このほか、アイデンティティ管理ソフトウェア製品群として、アイデンティティの監査と管理の統合化を実現する「Sun Java System Identity Manager 7」と、ドメインを越えてアイデンティティ管理を連携できる「Sun Java System Federation Manager 7.0」を新たに追加。また、ビジネス統合ソフトウェア製品群として、開発基盤「Sun Java Composite Application Platform Suite」も追加されている。

 対応プラットフォームは、Solaris、Red Hat Linux、HP-UX、Windows。価格は、スタンダードサポート付きのベースソフトウェア製品群が、従業員一人あたり1万4000円(税別)/年、アイデンティティ管理ソフトウェア製品群およびビジネス統合ソフトウェア製品群が、それぞれ従業員一人あたり7000円(税別)/年。最低契約数は100名。



URL
  サン・マイクロシステムズ株式会社
  http://jp.sun.com/
  プレスリリース
  http://jp.sun.com/company/Press/release/2007/0416.html


( 福浦 一広 )
2007/04/16 17:43

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