ノベル株式会社は4月19日、ID管理ソフト2製品の新版を発表した。アカウント連携・統合ソフト「Novell Identity Manager 3.5」、セキュリティアクセス管理ソフト「Novell Access Manager 3.0」の両製品で、前者は同日より、後者は5月末より提供を開始する。
Identity Managerは、企業内のシステムごとに分散するアカウントの統合と、ID/アクセス権限の付与・はく奪を行うためのソフト。新版ではAccess Managerとの統合をサポートし、シングルサインオンのために必要な認証情報を割りあててユーザーをプロビジョニングできるようになったため、システム管理者の業務効率を向上させられるという。また、ログ収集・管理機能でも、ノベルのイベント管理・アクセス管理ソリューションとも統合され、より包括的なログの収集・管理に対応している。参考価格は1ユーザーあたり3000円。
Novell Access Manager 3.0は、アクセス管理ソフト「Novell iChain」の機能を拡張した製品。HTTPだけでなく、ファイルサーバーやメールサーバーなどのアプリケーションへのSSL-VPN通信が可能になったほか、Identity Serverの対応ディレクトリとしてActive Directory、Sun Java System Directoryが追加され、これらに格納されたユーザーID情報をもとにWebアクセス管理が行えるようになった。また外部認証システムとの連携強化、SUSE Linux Enterprise Serverの対応プラットフォームへの追加などが行われている。参考価格は、1ユーザーあたり1200円。
■ URL
ノベル株式会社
http://www.novell.co.jp/
( 石井 一志 )
2007/04/19 14:34
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