サン・マイクロシステムズ株式会社(以下、サン)は4月19日、ITインフラのリモート監視・運用支援ソリューション「Sun Managed Poerations(SMP)」を発表した。同日から提供を開始する。
SMPは、CTA(Control Tower Appliance)と呼ばれる機器を用いて、システムのリモート監視・運用を行うソリューション。CTAが、システムで発生したアラームから対応不要のアラームを取り除いた上で、暗号化を行ってデータをサンへ転送。これを受けてサンがリモートでシステムの監視や運用を行うというものだ。
特徴は、ユーザーが選択した部分の運用のみをアウトソーシングできる点。ITインフラ全体の運用をアウトソーシングすることはさまざまなリスクがあるため、こうした方法を採用した。
またマルチベンダ環境のサポートも大きな特徴。Sun/Solarsiシステムだけでなく、他社製のハードウェア、OS、さらには各種アプリケーション、ネットワーク機器、ストレージ製品などにも対応する。
リモート運用に際しては、システムで発生するイベントから対応が必要と思われる事象のみ取り出す「インシデント管理」や、すべての変更作業を管理する「変更管理」のツールを提供。ITIL準拠の運用を実現するとのこと。
サービス内容は、1)24時間365日体制でシステムをリモート監視する「リモート監視サービス」、2)リモート監視サービスの内容に加えて、インシデントの原因調査と復旧作業、ログ・ファイルの管理、定期的なプロセス再起動などの業務も代行する「リモート運用サービス」、3)システムのバックアップ、リストア、パッチの適用、アプリケーション管理などを行う「リモート拡張運用サービス」、4)ファイアウォールやVPN、侵入検知システムなどの構築・設定・運用などを行う「セキュリティ運用サービス」の4種類。
参考価格は、リモート監視サービスが150万円(税別)/年から。リモート運用サービスに拡張運用サービスも含めた場合で750万円(税別)/年から。
■ URL
サン・マイクロシステムズ株式会社
http://jp.sun.com/
プレスリリース
http://jp.sun.com/company/Press/release/2007/0419.html
( 川島 弘之 )
2007/04/19 17:09
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