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株式会社アイティフォーは4月19日、保守サービス業専用のCRM(顧客情報管理)ソフト「サービスアライアンス」の新版、「同 バージョン8」の英語版を発表した。4月からの販売開始で、価格は2000万円から。
サービスアライアンスは、米Astea Internationalが開発した保守サービス業専用のCRMソフト。今回の新版では、「PSA(Professional Services Automation)機能」「メーター・リーディング機能」「DSE(Dynamic Scheduling Engine)機能」を追加。保守契約企業の囲い込み、保守サービス員の業務効率アップ、ならびに新規顧客獲得のための機能を盛り込んだ。
PSA機能は、新規オフィスの開設や改装時に必要なさまざまな機器の設置、各種工事などを短期間かつ低コストで行うためのプロジェクト管理機能。機器の設置段階から顧客のプロジェクトに参画することで、保守契約企業の囲い込みを実現するという。具体的には、施設の内装工事から、電話線やLANの敷設、什器の設置、PC・プリンタ・コピー機などの業務機器などの細部にわたって最適な導入を支援する。同時にコスト管理にも対応。予算をオーバーしそうになると警告を出し、コスト削減のための代案を作成することができる。
メーター・リーディング機能では、顧客企業の印刷用紙やコピー機のトナーなどの消耗品の残量を数値化。この値に基づいて、新機種の売り込みや機器の増設など顧客の在庫状況に応じた営業活動を支援する。
DSE機能では、外出している保守サービス員の現在地をリアルタイムで監視。顧客からのコールを受けた際に、その保守内容に対応可能なスキルを持った保守サービス員をリストアップ、現場に一番近い者を急行させることが可能になる。早く現場に到着させるだけでなく、保守サービス員全体の作業効率を計算して、無駄な空き時間が発生しないようにすることも可能だ。
なお日本語版は、米Asteaとアイティフォーが共同開発中とのこと。
■ URL
株式会社アイティフォー
http://www.itfor.co.jp/
プレスリリース
http://www.itfor.co.jp/ne/news/2007/nr070419.html
( 川島 弘之 )
2007/04/19 17:50
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