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住電情報、内部統制機能を強化したワークフローシステム


 住友電工情報システム株式会社(住電情報)は5月14日、ワークフローシステム構築ソフトの新版「楽々WorkflowII Ver.3.2」を発表した。6月1日より販売を開始する。

 楽々WorkflowIIは、ワークフローシステムを短期間で構築可能な製品。簡単な申請業務のワークフローなどであれば、プログラミング作業なしでシステムを構築できるとのことで、Excel帳票機能や業務テンプレートも備えているので、ワークフロー申請業務の軽減も可能という。

 今回の新版では、内部統制を考慮し、ワークフローの履歴情報を可視化できるようにした点が特徴。文書の途中変更やワークフロー経路の登録・変更履歴を取得できるため、文書のワークフロー経路の正当性を把握できる。また、いつ・誰が・何をしたか、というところまでのデータを蓄積可能で、必要に応じての抽出も行えるようにした。さらに、データベースソフトとしてSQL Serverを新たにサポートしている。

 なお、従来版を導入しているユーザーは、バージョンアップを行うだけで新しい履歴管理機能を利用できるという。ただし、過去の文書・経路に対する履歴は自動では作成しない。

 価格は、Linux版とWindows版が250万円(1プロセッサ)から、UNIX版が350万円(同)から。従来同様、Java開発環境である「楽々Framework II」ユーザー向けの特別価格も用意されている。



URL
  住友電工情報システム株式会社
  http://www.sei-info.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.sei-info.co.jp/news/news_wf20070514.html

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( 石井 一志 )
2007/05/14 16:36

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