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日本HP、企業の印刷環境を最適化する新サービスを発表 |
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今回発表されたMPSは、企業の印刷環境の現状分析を行うことで、最適な印刷環境の提供までを行うコンサルティングサービス。同社イメージング・プリンティング事業統括 エンタープライズビジネス本部 本部長の清水俊博氏は、「ガートナーの調査結果を見ると、企業は売上の1～3％を印刷関連に費やしているという。しかし、プリンタ、コピー、FAXなどの使用状況や関連コストを把握している企業は少ない。また、機器の導入は一括して行っていても、管理する部門がばらばらになってしまい、全体構成を説明できない状態にある。その結果、稼働率の低いコピー機のリース料など、不要な経費の支出が起きているのに管理できていない」と、印刷環境への関心が導入時のみで、運用面ではあまり考慮されていないと指摘する。 MPSは、こうした現状を改善し、印刷環境の最適化を実現する。具体的には、1）現状の環境を評価し、その情報に基づき最適な機器の選択・設計を行う、2）印刷環境が最大の生産性を発揮するよう機器の配置・展開を行う、3）管理ソフトウェアを利用して印刷機器を一括してリモート管理を行う、4）これらを円滑に進めるためにサポートサービスを提供する、の段階を踏んでサービスを提供する。同社では、MPSを利用することで、「一般的なモノクロレーザープリンタ100台を利用している企業の場合で、年間700万円くらいのコスト削減が可能になる」（清水氏）と説明する。
今回あわせて発表されたCM8060/CM8050は、インクジェット技術を活用した高速カラー複合機。単体での販売は行われず、MPSの契約に基づいて提供される。 インクジェット技術を利用しながら、CM8060の場合、カラー50枚/分、モノクロ60枚/分の高速印刷を実現しているのが特長。これを実現しているのが、HP Edgeline Technology。これは、10560個のノズルを持つ4.25インチ幅のプリントヘッドを2列に配置する構造を採用したもので、固定されたヘッド上を用紙を通過させることで印刷を行うというもの。また、顔料インクを採用することで、耐光性と耐水性を実現している。給紙容量は、標準で1600枚。最大5600枚まで拡張可能。 また、文書内のロゴなどカラー部分がわずかに入っている文書はカラー印刷ではなくモノクロ印刷として扱う「HP Color Acccent」機能を搭載。これを利用することで、コピーチャージ方式の課金時などで、より低価格のモノクロ文書として処理でき、コスト削減に効果的としている。
同社では、年内に20社程度の採用を目標に展開する。挽野氏は「このMPSを含め、プリンティングビジネス全体で3年以内に売上2倍を目標に活動する」と述べた。 ■ ＵＲＬ 日本ヒューレット・パッカード株式会社 http://www.hp.com/jp/ ニュースリリース http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2007/fy07-097.html
（ 福浦 一広 ）
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