日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は5月24日、消費電力を最適化したデータセンター(サーバールーム)をデザインし、短期間に構築するソリューション「モジュラー・データセンター提供サービス」を発表した。7月2日から提供を開始する。
同サービスは、データセンターに必要な電源、冷却機能、およびラックを統合し、冷却効果を最適化する配置をデザインして迅速導入を支援するソリューション。顧客のサーバー台数、スペースに応じて「20平方メートル」「50平方メートル」「100平方メートル」の3タイプから選べるのが特徴。
データセンターの設計に際しては、温熱環境の熱解析シミュレーションツールを活用して、サーバーおよびラックの配置を最適化。空気の流れや熱だまりを制御することで空調使用量を抑える。設備インフラ部分には、電源、空調、管理、サービスのすべてを統合してラックに最適化したAPCの「InfraStruXure」ソリューションを採用する。これらにより、消費電力を最大30%、導入に要する期間を約70%削減できるという。
価格は、20平方メートルタイプで2980万円から。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース
http://www-06.ibm.com/jp/press/20070524001.html
( 川島 弘之 )
2007/05/24 14:48
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