株式会社KDDIネットワーク&ソリューションズ(以下、KNSL)と株式会社ワイズノットは5月31日、共同で仮想化技術によるレンタルサーバーサービスを提供すると発表した。開始時期は6月1日から。
同サービスでは、オープンソース(OSS)の仮想化技術によって、1台のサーバーの中に複数のシステムが存在するような仕組みを構築し、運用・保守まで含めて、サーバーリソースの貸し出しを行うサービス。
サービスメニューとしては、低価格を追求した「VPS(Virtual Personal Server)サービス」、使い勝手を優先した「専用サーバーサービス」、ニーズに応じてカスタマイズが可能な「マネージド・サーバーサービス」の3つをそろえた。
VPSサービスは、1台のPCの中に仮想的にサーバー領域を構築して提供するもの。物理的にサーバーを共有しているが、プロセスはすべて独立しているため、ほかのユーザーの影響を受けることがないという。利用する仮想化技術は「OpenVZ」。
専用レンタルサーバーサービスは、ユーザー企業1社専用のサーバーを仮想化技術で拡張して提供するもの。ハードウェア資源を完全に占有して利用できるため、VPSサーバーよりも安定性に優れるという。何台ものサーバーを用意するのと比べて、ランニングコストも低減できる。利用する仮想化技術は「Xen」。
マネージド・サーバーサービスは、ユーザーのニーズに応じて、フルカスタマイズ性とハウジングの自由度を融合させた新しいホスティングサービス。
これらのサービスを提供するにあたり、KNSLでは東京大手町データセンターを利用した信頼性の高いインフラを供給し、ワイズノットはOSS仮想化技術の豊富な実績を生かした仮想化技術によるシステム構築を担当するとのこと。
■ URL
株式会社KDDIネットワーク&ソリューションズ
http://www.kddi-nsl.com/
株式会社ワイズノット
http://www.wiseknot.co.jp/
ニュースリリース
http://www.kddi-nsl.com/release/2007/20070524.html
( 川島 弘之 )
2007/05/31 18:07
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