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アシスト、韓国で実績を持つ内部統制パッケージを国内販売 |
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同ソフトは、韓国のソフトメーカーであるUNITECH INFOCOMとプライスウォーターハウスクーパーズ韓国（現地名・三逸会計法人）が、韓国版SOX法向けに共同で開発した製品。韓国では、eXPM-Crystalの名称で販売しており、すでに韓国の上場企業約1800社中300社に導入されている。 アシストでは、UNITECH INFOCOMと、日本における総代理店契約を締結。「韓国版SOX法は、日本版SOX法と共通する部分が多い。これを日本版SOX法の基準、ガイドラインに適応させることで、国内向けに販売できるようにした」（アシスト内部統制・セキュリティ強化事業推進室・岡田昌徳室長）としている。 アシストは、総販売代理権を取得した製品に関しては、日本独自の製品名を採用する方針を打ち出しているが、今回の「Tosei Vision」の名称は、内部統制からToseiを、全社的な方針という意味でのVisionから命名したという。 Tosei Visionは、幅広い業種や業務内容への適用が可能であること、多様なプラットフォームに対応し、導入後すぐに利用できる容易性などが特徴。ワークフローやワークリストに遂行すべき作業が一覧で表示されることから業務の安全性も確保できるという。 会社基礎情報、COSOフレームワークに沿った形での統制目標や統制活動の定義、評価計画や評価チェック項目の設定、プロセス別関連文書の登録をはじめ、内部統制活動に必要な各種情報を一元管理できるほか、全社単位、部署単位、子会社などの進ちょく、整備状況、運用状況などをチェックできる機能を搭載。また、統制活動の評価から承認に至るまでのプロセスを可視化することで、誰がなにをいつまで行うかといった内容を視覚的に表示できるようになる。
「Tosei Visionを活用することで、内部統制業務の可視化とともに、全社レベルと業務プロセスレベルに分けて、内部統制の有効性評価を実施することができる。また、担当者レベルの使い勝手に主眼を置いた設計が特徴であり、業種のプロセスの違いを吸収し、個別企業でのカスタマイズなしに利用できる。韓国のeXPM-Crystalは、バージョン5へと進化しており、300社の運用実績と経験も強みにとなる」としている。 価格は、基本ライセンス（1法人）が525万円。法人追加ライセンスが105万円。保守料金はライセンス価格の20％となっている。 アシストでは、2008年3月までに40社に対して2億円、2009年には100社、5億円の販売目標を計画。直販のほか、監査法人やコンサルティング会社などのビジネスパートナー経由での販売も行う考え。「約25社との協業を目指したい」としている。
一方、韓国UNITECH INFOCOMのキム・ジョンス社長は、「韓国では、プライスウォーターハウスクーパーズ韓国のほかにも、約20社のコンテルティング会社と戦略的パートナーシップを結んでおり、発売以来、建設、金融分野などの幅広い業種に対して、2年半で約300社への導入を実現している。韓国で生まれたソフトであるため、サポートなどに不安を持つ日本のユーザーがいるかもしれないが、アシストの実績がある一次サポート体制に加えて、その後ろに、当社が持つ技術サポート体系TMS（Tracking Management System）を活用して、即時に対応できる体制を整えている。安心して使っていただける」とした。
■ ＵＲＬ 株式会社アシスト http://www.ashisuto.co.jp/ ニュースリリース http://www.ashisuto.co.jp/corporate/info/news/1183910_1217.html
（ 大河原 克行 ）
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