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NEC、稼働中のソフト・ハードを動的に再構成できるマルチレイヤ仮想化技術


 日本電気株式会社は6月11日、サービスの運用状況にあわせサービスを止めることなく、ソフトウェア/ハードウェアを動的に再構成できる「マルチレイヤ仮想化技術」を開発したと発表した。6月13日より開催される「Interop Tokyo 2007」において動態展示される。

 今回発表されたマルチレイヤ仮想化技術は、仮想マシンによるソフトウェアレベルの仮想化と、I/O仮想化技術「ExpEther」によるハードウェアレベルの仮想化とを連携させることで実現したもの。ExpEtherを用いることでI/Oとサーバーのグループ構成を動的に変更できるため、事前に移行元・移行先のハードウェア構成を用意することなく任意にシステムを再構成できるのが特長。また、システム再構成時に発生するプロセス処理の実行停止期間を、サービス運用上問題のない程度まで低減しており、インサービスでの再構成が可能。

 同社では、サービス継続中でもプラットフォームの拡張・再構成を動的に行えることから、サービスを中断できない携帯電話キャリア、データセンター、ISPなどに最適な技術と説明している。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0706/1102.html


( 福浦 一広 )
2007/06/11 17:00

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