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センドメール、柔軟なフィルタリングが可能なメッセージストアパッケージ新版


 センドメール株式会社は6月13日、メッセージストアサーバー「Mailcenter Store」と、LDAPサーバー「Sendmail Directory」を統合したメッセージストア用パッケージの新版「MailCENTER 3.0 日本語版」を発表した。価格はオープン。6月18日から販売を開始する。

 MailCENTERは、Sendmail Directoryで管理されるユーザー属性に基づいて、インテリジェントなメール配信を可能にするメールサーバーのパッケージ製品。POP・IMAPなどに対応し、日本語GUIでシステム全体を管理できるのが特徴だ。

 新版では、メールフィルタリング機能「Message Organizer」を標準搭載。これにより、メールの送信者、あて先、件名、サイズ、時間などの条件に応じて、保存、転送、通知、削除、自動返信などのフィルタリング処理を、各クライアントが個別に設定できるようになった。こうした処理は、ユーザー/ドメイン/サイトごとに設定が可能という。

 また、IMAPのスケーラビリティを向上。サーバー側でメールデータを管理するためサーバー負荷の大きいIMAPにおいて、数百万ユーザーの大規模システムでも十分なパフォーマンスが発揮できるよう、チューニングがなされた。

 そのほか特徴としては、POP3/IMAP4/SMTP/LMTPなどの標準プロトコルをサポート。POPB4SMTP/SMTP AUTH/APOP/CRAM-MD5/DIGEST-MD5/Kerberosなどのさまざまな認証方式に対応するほか、通信経路上においては、POP3S/IMAP4S/SMTPS/STARTTLS/LDAPSなどのさまざまな暗号化プロトコルをサポートする。



URL
  センドメール株式会社
  http://www.sendmail.co.jp/
  プレスリリース(PDF)
  http://www.sendmail.co.jp/company/press/pdf/070613_Sendmail-mc3.pdf


( 川島 弘之 )
2007/06/13 18:46

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