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エンサーク、データ共有を可能にした組み込みデータベース「DeviceSQL 3.1」 |
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エンサーク株式会社は6月20日、組み込みシステム向けデータベース（DB）の新版「DeviceSQL Framework R3.1（以下、DeviceSQL 3.1）」を発表した。 DeviceSQLは、組み込み機器向けに特化し、DB機能とデータ処理機能を提供する製品。世界最小のDBエンジンに加え、組み込みシステムに最適化したデータ管理機能を実現するフレームワークを提供する。プログラミング言語（PL/SQL準拠）、開発およびプロトタイピングツール、スターターアプリケーションなどが具体的な製品構成となり、一般に普及しているほとんどの開発環境やツールに組み込みが可能という。 新版では、複数プロセス間でのデータ共有機能を追加したほか、システム上で複雑な処理を行っているときに、処理を中断して別の処理を割り込ませる機能にも対応した。また、通信機能を実装。DeviceSQL 3.1を搭載した複数のシステム間での、リモートアクセスによるデータ共有を可能にした。これにより例えば、HDDの搭載されたカーオーディオのコンソールから、Bluetoothで接続された携帯ミュージックプレイヤー内の楽曲をコンソール上に表示・検索するといったことが可能になるという。 なお既存バージョンを利用していて、メンテナンス契約を結ぶユーザーには、新版を無償提供するとのこと。 ■ ＵＲＬ エンサーク株式会社 http://www.encirq.co.jp/ プレスリリース（PDF） http://www.encirq.co.jp/news-events/press_release/pr06202007.pdf
（ 川島 弘之 ）
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