米Novellは6月18日(米国時間)、SUSE Linux Enterprise 10向けのサービスパック「同 Service Pack 1(SP1)」を発表した。日本ではノベル株式会社が、7月6日より受注を開始するとしている。
SUSE Linux Enterprise 10 SP1では、それまでに提供された修正パッチを集積するほか、仮想化機能の拡張、HAストレージインフラ機能の改善、クアッドコアCPUへの対応などが行われている。
仮想化機能においては、準仮想化されたネットワークドライバ、バスドライバ、ブロックデバイスドライバをパッケージ化した仮想マシンドライバ、「SUSE Linux Enterprise Virtual Machine Driver Pack」を同時に発表した。これを利用すると、WindowsやLinuxのゲストOSを修正なしに、ネイティブに近いパフォーマンスで動作させられるという。
Novellでは、Windows XP/2000/Server 2003に対応したドライバを、7月に出荷開始する予定だ。物理サーバー1台あたりのサブスクリプション契約(1年)の価格は、仮想マシン4台までの場合299ドル。仮想マシン無制限時では699ドルとなる。Linux向けとしては、Red Hat Enterprise Linux 4/5向けのドライバが2007年夏に提供される。
■ URL
米Novell
http://www.novell.com/
ノベル株式会社
http://www.novell.com/ja-jp/
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( 石井 一志 )
2007/06/22 11:49
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