マイクロソフト株式会社は6月29日、Windowsクライアントの導入・展開・管理用のソフトウェアパッケージ「Microsoft Desktop Optimization Pack for Software Assurance(以下、MDOP)」の新版を7月1日より提供すると発表した。
MDOPは、1)Microsoft SoftGrid Application Virtualization、2)Asset Inventory Services、3)System Center Desktop Error Monitoring、4)Microsoft Advanced Group Policy Management、5)Diagnostic and Recovery Toolset、の5つのツールから構成されたパッケージ製品。
Microsoft SoftGrid Application Virtualizationは、Windowsクライアントで使用するさまざまなアプリケーションを仮想化し、ネットワークサービスとして運用できるソフト。個々のクライアントPCにアプリケーションを直接インストールすることなく利用でき、また展開・管理の集中化、互換性の問題にも対応できるのが特徴。今回発表されたバージョンより、Windows Vistaに対応している。
Asset Inventory Servicesは、企業内のクライアントPCで稼動するプログラムの状況を管理するツール。System Center Desktop Error Monitoringは、エラーレポートの集中管理に対応したOS・アプリケーションの障害管理・分析ツール。Microsoft Advanced Group Policy Managementは、Windowsのグループポリシー設定を強化するツール。特定作業の管理権限を従業員の役職や役割に応じて割り当てることができる。Diagnostic and Recovery Toolsetは、クライアントPCで発生したトラブルの原因究明や紛失データの復旧、およびトラブルの予防などを行うツール。
MDOPは、ボリュームライセンスプログラムで提供されるSA(ソフトウェアアシュアランス)所有ユーザーに対して提供される。
■ URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3119
( 福浦 一広 )
2007/06/29 13:46
|