キヤノンソフトウェア株式会社(以下、キヤノンソフト)は7月2日、ワークフローシステム構築ツール「Web Plant」を発表した。8月1日から販売を開始する。
Web Plantは、ワークフローシステムを構築するためのソフトウェア。エンドユーザーの視点から実行時の画面イメージを確認しながら、フォーム設計をノンプログラミングで行えるという。また、申請・決裁・決裁ルートの分岐や回覧など、複雑な業務手順に対応できるほか、その手順作成はわかりやすいアイコンで表現されているため、視覚的に定義を行えるとしている。
さらに、システムの開発・運用権限とアプリケーション資産へのアクセス権限を設定することで、総務・経理・人事といった業務領域ごとに管理者、システム開発者の区別を行え、それぞれの業務領域で、アプリケーション開発・テスト・運用が可能。加えて、外部のデータベースを参照・更新できるほか、決済済み案件を再利用可能にする機能も備えており、入力チェックや他システムへの再入力の負荷を軽減できるとのこと。
価格は、小規模ユーザー向けの「スタンダードエディション」が200万円(税別)から、登録ユーザー無制限の大規模ユーザー向け「エンタープライズエディション」が550万円(同)から。キヤノンソフトでは、中堅・大企業のIT部門や管理部門を中心に展開し、関連するシステム開発もあわせて、2009年に80社、10億円の受注を見込む。
■ URL
キヤノンソフトウェア株式会社
http://www.canon-soft.co.jp/
プレスリリース
http://www.canon-soft.co.jp/news/details/070702_webplant.html
( 石井 一志 )
2007/07/02 18:18
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