日本BEAシステムズ株式会社(日本BEA)は7月3日、「BEA WebLogicシリーズ」の新たなアプリケーションサーバーを発表した。リアルタイム性が求められるアプリケーション向けの「BEA WebLogic Real Time 2.0」、イベント駆動型アプリケーション(EDA)向けの「BEA WebLogic Event Server 2.0」の2製品が提供される。
WebLogic Real Time 2.0は、リアルタイム性能を強化したアプリケーションサーバー。特別なコーディングをすることなく、標準のJavaアプリケーションでマイクロ秒レベルのレイテンシを実現できるほか、WebLogic Serverなどのアプリケーションサーバー上で稼動する通常のJavaアプリケーションに適用することで、リアルタイム化を図ることも可能という。
WebLogic Event Server 2.0は、大容量のストリーミングデータ、予測可能なリアルタイムのレスポンス要求、および複合イベント処理(CEP)に対応できるように最適化されたアプリケーションサーバー。Java環境においてイベント駆動型SOAを可能にするという。日本BEAによれば、この製品を用いることにより、分散した各種システムからのデータや業務プロセス内のイベントストリームを監視し、一見無関係に思えるイベントに起因する機会や脅威に対処するEDAをJavaベースで構築可能とのことである。
■ URL
日本BEAシステムズ株式会社
http://www.beasys.co.jp/
ニュースリリース
http://www.beasys.co.jp/news/japan/2007/2007070301.html
( 石井 一志 )
2007/07/03 11:45
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