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DNP、企業の“活力”と“回復力”を判定する組織診断サービス「OMAC」


 大日本印刷株式会社(以下、DNP)は7月9日、企業向け組織診断サービス「OMAC」を開発。DNPおよび提携先の経営科学センターから、同日より販売を開始する。

 OMACは、ソシオテック研究所(以下、STI)および筑波大学大学院の住田潮教授と共同で開発した、組織が健全な状態にあるかどうかを診断するサービス。300社を超える企業のコンサルティングを通じて培ったSTIのノウハウと、住田教授のデータ解析理論に基づいたもので、現状の「組織活力」のみならず、活力を安定させたり、乏しくなった活力を回復させたりする能力である「組織恒常性」も考慮に入れているのが特徴。より実情に見合った分析を可能にしている。

 具体的には、経営層、管理層、スタッフ層の3階層に分類し、階層ごとにアンケートを実施。それぞれの回答を比較することによって、階層間の意識の差や不整合の有無を判断する。診断結果としては、環境変化に対応するための組織能力を「情報感度」「意思決定」「意思疎通」「顧客志向」「利益志向」、変革へ取り組む「意欲」、企業活動上での「倫理」の7つの要素に細分化。それぞれの要素について「組織活力」と「組織恒常性」を5段階で診断する。

 アンケートは専用のWebサイト上で実施され、所要時間は20分程度。報告書は印刷、製本して納品される。回答締め切りから納品までは、標準で2週間以内とのこと。価格は、500人以内の規模で200万円(税別)から。DNPでは、OMACおよび関連サービスにより、2007年度で5億円、2009年度までの3年間で40億円の売り上げを見込む。



URL
  大日本印刷株式会社
  http://www.dnp.co.jp/
  株式会社ソシオテック研究所
  http://www.socio-tech.jp/
  筑波大学
  http://www.tsukuba.ac.jp/
  OMAC詳細ページ
  http://www.omac.jp/


( 川島 弘之 )
2007/07/09 16:32

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