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サンブリッジとエル・カミノ・リアル、企業向けRSSフィードサーバーソリューション

RSSリーダー機能を強化した最新modiphiも公開

modiphi-ERCの概要

イントラネットの情報以外に外部の情報も収集可能
 株式会社サンブリッジと株式会社エル・カミノ・リアルは7月17日、エンタープライズRSSフィードサーバーソリューション「modiphi-ECR」を共同開発したと発表した。販売開始は8月1日、出荷開始は12月を予定している。

 modiphi-ECRは、サンブリッジのインターネットサービス「modiphi」とエル・カミノ・リアルの携帯電話向けRSSリーダー「ECReal Reader」を組み合わせた企業向けサーバーソリューション。modiphiが持つRSSフィードの作成・閲覧・検索機能を利用して、社内外の各種情報を収集し配信することができる。また、3キャリア対応のECReal Readerを利用することで、社外でも最新の社内情報を閲覧できるのが特長。

 サンブリッジmodiphi事業部エグゼクティブ・プロデューサーの小川浩氏は、「modiphiが持つRSSフィードのクローリング機能を利用することで、社内の情報だけでなく、外部ソースを含めた情報収集が可能。企業のイントラネット利用のほか、RSSフィードを利用したメディアの展開や、大学などの教育機関、地方自治体などでの情報の発信に有効」と紹介。

 エル・カミノ・リアル代表取締役社長の木寺祥友氏は、「台風の接近や、昨日起きた新潟県中越沖地震のように、気象情報や災害情報など即時性の高い情報をRSSリーダーで確認するユーザーは多い」と、携帯電話においてコンパクトなRSSフィードを利用した情報収集が効果的であると述べた。

 価格は、1CPUあたり500万円から。


RSSリーダー機能・検索機能を強化した最新modiphi

新しいインターフェイスを採用した最新版のmodiphi
 また、同日RSSリーダー機能を強化したmodiphiの最新版(modiphi BETA2)も公開された。最新版では、従来から搭載されているフィードエディタ機能の強化のほか、フィードリーダーと検索サービスの大幅な強化が図られている。

 フィードリーダー機能では、modiphiがクローリングしたエントリーを時系列で一覧表示するインターフェイスを採用。「最新版では、クリックポイントを最小限にしたのが特長。エントリーの一覧表示も先読み型の表示機能を採用することで、ページを切り替えることなく、スクロールし続けるだけでエントリーをすべて確認できる。またエントリーの内容もポップアップで表示し、ポップアップ表示している状態でも一覧をスクロールすることもできる」(小川氏)と、同一ページ内で最小限の操作で最新情報を閲覧することにフォーカスしたインターフェイスにしたと説明する。

 また、カテゴリー別のフォルダが非搭載である点も特長。小川氏は、「フォルダで分類すると、そのフォルダをクリックしていかないとエントリーを確認できない。カテゴリーを絞りたければ、フィード名をクリックすることで絞ることができる」と紹介した。

 検索サービスでは、検索条件をRSSフィード化して保存する機能を用意。今後アラート機能を搭載することで、検索条件に一致する最新エントリーをいち早く確認することも可能とのこと。

 フィードエディタ機能では、作成したRSSフィードを外部から参照しやすいよう、フィードリストを用意。カテゴリーごとにフィードリストが用意されており、このURLを外部ユーザーに知らせることで、作成したRSSフィードを参照することができる。また、フィードリスト上には、主要RSSリーダーへの登録機能を用意しているため、手軽に登録することができる。

 小川氏は「今回発表したソリューション型での利用のほか、SaaS型での利用などを想定している。まずは、modiphiの利用者数で2万ユーザーを年内に実現したい」とした。




URL
  株式会社サンブリッジ
  http://www.sunbridge.com/
  株式会社エル・カミノ・リアル
  http://www.ecreal.co.jp/
  modiphi
  http://modiphi.com/


( 福浦 一広 )
2007/07/17 13:50

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