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PFU、取り込み機能などを強化した紙文書電子化ソフト新版


 株式会社PFUは7月26日、紙文書電子化ソフトウェア「楽2ライブラリ Document Manager」の新版「同 V2.0」を発表した。Windows Vistaに対応したほか、文書の取り込み機能強化などが行われている。販売開始は同日より。

 楽2ライブラリシリーズは、スキャナと連携し、紙文書を電子化してPC上で利用できるようにするソフトウェア。「書棚」「バインダ」を再現したGUIで取り込んだ文書を閲覧できるほか、紙のようにパラパラめくれる「パラパラめくり」機能などを搭載している。今回新版が発表された楽2ライブラリ Document Managerはその最上位に位置する製品で、文書の登録から保管・活用・廃棄までのドキュメントライフサイクルをトータルにサポートできるという。

 新版では、規定などで定められた見積書、請求書といった定型文書の取り込み機能強化に加えて、配布された紙文書や会議資料・説明資料などについても、ファイリングを簡単に行えるようにした。このうち定型文書のスキャンについては、スキャナで紙文書を読み込んだ後に、結果の確認をできるようにしている。これによって、読み込み時のエラーに迅速に対処可能になったという。また、文書の版数管理に対応し、文書の差し替えを行っても、履歴一覧から旧版の管理や閲覧を実行できるとのこと。

 また、配布された紙文書や情報共有したい文書のファイリング機能においては、スキャナで読み込んだ紙文書のデータを、開いたページへダイレクトに登録できるようにしたほか、ページ編集機能を強化し、付箋紙、マーカー、スタンプ、インデックスの付与などが可能になったとしている。

 価格は、1サーバーライセンスと10クライアントライセンスの基本パッケージで70万円(税別)から。なお、別途ソフトウェアサポートサービス契約が必要となる。



URL
  株式会社PFU
  http://www.pfu.fujitsu.com/
  プレスリリース
  http://www.pfu.fujitsu.com/topics/new070726.html


( 石井 一志 )
2007/07/26 14:04

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