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SSJ、機能を細分化した業務ソフトのエントリーモデル「superstream-uno」
企業が成長に応じて機能を拡張
取締役執行役員 商品企画部長の長谷川孝至氏
エス・エス・ジェイ株式会社(以下、SSJ)は7月31日、統合業務パッケージ「SuperStream」の新モデルとして、成長企業向けエントリーパッケージ「superstream-uno」を発表した。8月1日から販売を開始する。
superstream-unoは、統合業務ソフトにおいて標準機能を限定したエントリーパッケージ。特にニーズの高い「財務会計」と「支払管理」の基本的な機能をベースに、それ以外の細かい機能はオプションとすることで、企業がその成長に応じて段階的に拡張できるようにしたのが特長。
取締役執行役員 商品企画部長の長谷川孝至氏によれば、「一般的に会計ソフトというと、極端に機能が豊富なものか極端に機能限定されたものしか市場に出回っておらず、継続的な発展をめざす企業にとってはこの機能の過不足が悩みの種で、どちらも選択しづらい現状がある」という。
実際にこの点におけるユーザーからの不満は多く、折衝に当たる販売パートナーからは、より柔軟な製品モデルが求められていたのだという。「そうした成長企業にとっては、必要最小限の機能で導入して、必要となった際に徐々に機能拡張できるのが最適。今回のsuperstream-unoがまさにそれ」と製品コンセプトを説明。その上で「エンドユーザーは初期費用と導入期間を抑えることができ、販売パートナーは顧客対象を中小企業まで広げて、商談の機会を増やすことができる」とそのメリットをアピールした。
具体的な製品構成としては、振り替え伝票や外部データの取り込み機能から財務諸表の出力までをカバーする財務会計の標準機能と、請求書の出力から支払い確定までの一連の処理をカバーする支払管理機能に、任意に選択できるオプション機能×3を加えて基本パッケージとする。価格は100万円(税別)/ユーザーから。
そのほかオプション機能としては、財務会計関連では「現預金・入出金管理」「予算管理」「キャッシュフロー計算書作成」など、支払管理関連では「債務管理機能」「社員経費支払管理」「外貨管理」など、約20の機能が用意され、それぞれ20万円(税別)で提供される。
「例えば、グループ企業にとっては連結決算用の機能が必要であろうし、輸出入業を行う企業にとっては外貨管理機能などが必要であろう。また、将来的に株式上場をめざす企業にとっては、四半期決算・月次決算や部門別に会計管理できる機能が必要となると思われる」(同氏)。こうした企業の状況に応じて、任意にオプション機能を選択。長谷川氏は「ユーザーや販売パートナーだけでなく、段階導入することで、導入時の工数削減を実現できるなど、当社にとってもうま味がある」と述べた。
そのほかsuperstream-unoでは、製造、流通、サービス業に特化した業種別導入作業テンプレートを用意。それぞれの業種に最適な設定を簡単に行うことができるため、さらなる導入コストの削減が果たせるとした。
SSJでは、10~100億円企業の市場拡大を図り、初年度100社、3年間で1000社への販売をめざすとしている。
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URL
エス・エス・ジェイ株式会社
http://www.ssjkk.co.jp/
製品Webサイト
http://superstream.jp/
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