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NEC、緊急地震速報に対応した「震前大使」-設定地点ごとに震度・到達時間を配信


震前大使
 日本電気株式会社は8月2日、気象庁の緊急地震速報に対応した表示ソフト「震前大使(しんぜんたいし)」を発表した。同日より販売を開始する。

 震前大使は、10月1日より民間提供が開始される気象庁の緊急地震速報を受信し、端末のPCに地震の到達時間や震度などの情報を配信する製品。緊急地震速報で提供される震源地・震度・規模(マグニチュード)を受信用サーバーで解析することで、設定した地域ごとの震度を計算して各端末に表示させることができる。また、既存の機器やシステムと連携するためのプログラムも用意されており、パトランプやブザー、エレベーターなどの機器を制御することも可能。そのほか、館内放送システムなど他のシステムとの連携にも対応しているので、地震の到達時間や震度などの情報から独自のシステム動作も行えるとしている。

 価格は、サーバー用ソフトウェアが90万円(税別)、端末用ソフトウェアが1台あたり2万円(税別)。同社では、今後3年間で200システムの販売を見込んでいる。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0708/0201.html


( 福浦 一広 )
2007/08/02 11:50

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