株式会社2Xアルファ・ソリューションズは8月8日、会社設立に関する記者説明会を開催。設立の経緯のほか、同社が取り扱うシンクライアントソフトウェア「2Xソフトウェア」の機能紹介、販売戦略などが説明された。
同社は大阪の株式会社WCLホールディングスの100%子会社として7月9日付けで設立。WCLホールディングス代表取締役社長の木原則尚氏が同社代表取締役社長を兼任している。「もともとは神戸のアパレル企業のワールドからスピンアウトしてできた会社が、WCLホールディングスの母体となっている。2005年にソフトウェア開発会社のAWSを買収し、以後シンクライアント事業を検討してきた。今回、キプロスの2X Software社とシンクライアントソフト『2Xソフトウェア』の日本国内での独占販売権を獲得し、新会社を設立した」(同社取締役事業部長の古海博久氏)と、設立の経緯を説明した。
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代表取締役社長の木原則尚氏
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取締役事業部長の古海博久氏
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2Xソフトウェアのシステム構成
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競合製品との価格比較
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同社が取り扱う2Xソフトウェアは、サーバーベースドコンピューティング型のシンクライアントソフトウェア。Windowsアプリケーションを配信する「2Xアプリケーションサーバー」、シンクライアント環境を配信する「2Xシンクライアントサーバー」、および負荷分散を行う「2Xロードバランサー」で構成される。
2Xアプリケーションサーバーは、クライアントPCに対してWindowsアプリケーションを配信するサーバー。Windows 2000 ServerおよびWindows Server 2003に対応し、RDPベースでアプリケーションを配信する。Windowsクライアントだけでなく、LinuxやMac OSにも対応している。
2Xシンクライアントサーバーは、既存PCを専用OSを用いてシンクライアント化するサーバー。シンクライアント化の方法として、ネットワークブート型とCD-ROMおよびUSBメモリを利用した専用OSブート型の2つに対応している。
2Xロードバランサーは、2Xアプリケーションサーバーおよび2Xシンクライアントサーバーのリソース使用状況に応じて負荷分散を行うサーバー。使用中に中断したセッションも再接続後に中断した時点から再開することが可能。また、同社製品以外に、WindowsターミナルサーバーやCitrix Presentation Serverの負荷分散にも対応している。
2Xソフトウェアの最大の特長は、競合製品と比べ低価格となっている点。「シンクライアント導入時の最大の問題点は導入コストがかかること。2Xソフトウェアでは、既存PCをシンクライアント端末として利用でき、また1000クライアント利用時で、競合製品の6分の1から最大10分の1までコストを圧縮することができる」(古海氏)と紹介。パートナー経由で販売するため、同社では価格を設定していないが、「1000台利用時で、36カ月利用する場合、月あたり600円/クライアント程度で利用できる。同様に100台利用の場合で月あたり950円/クライアント程度」(古海氏)と説明した。
国内での展開については、「パートナー企業と協業し、2Xソフトウェアに付加価値を付けて展開する。価格競争力も高いので、これまでシンクライアントシステムの導入に踏み込めなかった中小企業などでの導入促進を図りたい。期の途中ではあるが、今期の売上を3億円、3年後の2010年には40億円を目指していきたい」(古海氏)と、積極的に取り組む姿勢を示した。
■ URL
株式会社2Xアルファ・ソリューションズ
http://www.2x-alpha.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.2x-alpha.jp/news/release070808.pdf
( 福浦 一広 )
2007/08/08 16:47
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