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SAPジャパン、SAP ERPの不正処理を防ぐためのアクセス管理ソフト新版 |
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SAPジャパン株式会社は8月9日、基幹業務ソフトである「SAP ERP」のアクセス管理プロセスを自動化・効率化するためのソフト「SAP GRC Access Control バージョン5.2」を発表した。同日から販売を開始する。 SAP GRC Access Controlは、企業内における職務分掌ルールを適切に定義し、システムの人為的な不正処理を防ぐためのソフト。「SAP NetWeaver」上で稼動し、SAP ERPをはじめとするさまざまな業務アプリケーションと連携する。 同製品は、「Compliance Calibrator」「Role Expert」「Fire Fighter」「Access Enforcer」の4つのアプリケーションから構成。Compliance Calibratorでは、ERP内における職務分掌ルールを効率的に定義するとともに、リアルタイムに職務分掌上の潜在リスクを分析する。Role Expertでは、権限を設定する際に定義する「ロール（役割）」の中に、潜在リスクを含む権限が割り当てられていないかを確認する。Fire Fighterでは、特権ユーザーの緊急処理を禁止し、緊急処理を行うユーザーには代理処理用のIDを付与。そのIDを使用した作業の履歴を残すことで、職務分掌を徹底させる。Access Enforcerでは、ユーザーIDの新規申請、変更に関する承認プロセスを自動化するとともに、割り当てる権限が職務分掌上のリスクを含んでいないかをリアルタイムに確認する。 ■ ＵＲＬ SAPジャパン株式会社 http://www.sap.com/japan/ ■ 関連記事 ・ SAPジャパン、SAP ERPの機能拡張パッケージ第二弾（2007/08/08）
（ 川島 弘之 ）
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