NECソフト株式会社は8月20日、印刷管理システム「プリント監視官」を販売開始すると発表した。TCP/IP接続のページプリンタ全般に対応しており、多数の機種が混在するマルチベンダーの印刷環境で利用できる。価格は、50ユーザーライセンスで70万円(税別)から。
プリント監視官は、紙媒体からの情報漏えいを防止し、印刷環境の向上を支援する製品。印刷環境における各種リスクへの事前事後対策を支援し、信頼性を高めると同時に、印刷環境の利便性を向上させる各種機能を提供するという。
具体的には、印刷履歴を蓄積し、「誰が」「いつ」「どのプリンタで」「何を」「何枚」印刷したのか、といった行為の追跡を可能にする。また、印刷者の情報をテキストやQRコードで自動的に埋め込めるため、重要文書の放置を心理的に抑制できるという。さらに、印刷枚数に上限を設けたり、ファイル名、アプリケーション拡張子、時間帯といった条件で印刷を制限したりすることも可能だ。
利便性を向上させる機能としては、プリンタ別、ユーザー別、部門別などの印刷実績を集計してWebブラウザから閲覧する機能や、空いているプリンタを自動で識別して優先的にそこへ出力する負荷分散印刷機能、プリンタの統合監視機能、トナーなどの消耗を通知する機能などを備えた。
NECソフトでは、今後2年間に1万ユーザーライセンスの販売を見込む。
■ URL
NECソフト株式会社
http://www.necsoft.com/
プレスリリース
http://www.necsoft.com/press/2007/070820b.html
( 石井 一志 )
2007/08/20 15:09
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