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OEM版Windows XPの提供は2008年1月31日で終了

DSP版のみ2009年1月31日まで提供

 マイクロソフト株式会社は8月22日、Windows XPの正規OEMライセンス(OEM版)の提供を2008年1月31日で終了すると発表した。これに伴い、PCメーカーから提供されるWindows XP搭載PCの生産も、同日で終了することになる。

 今回の発表内容は、すでに公表されている同社の製品ライフサイクルガイドラインに基づくもの。最新のクライアント向けOS、Windows Vista発売後1年が経過する2008年1月末をもって、主にPCへのプリインストール向けである、OEM版の提供を終了する。パッケージ版も同時に提供を終了するが、主に自作PC市場に提供されているOEM正規販売代理店ライセンス(DSP版)については、2009年1月31日まで提供が継続される。

 サポートについては製品提供終了後も継続される。期間は、すべてのサポートが受けられる「メインストリームフェイズ」が2009年4月まで、セキュリティ更新プログラム(パッチ)の無償提供などが受けられる「延長フェーズ」が2014年4月まで。

 なお、ボリュームライセンス版とOEM版のWindows Vista Business/Ultimate、DSP版のWindows Vista Ultimateについては、Windows XP Professionalへのダウングレード権が設定されているため、提供終了後であってもWindows XP Professionalを入手することは可能だ。ただし、ダウングレード用のインストールメディアは提供されないので、あらかじめ確保しておく必要がある。



URL
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  プレスリリース
  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3165
  Windowsデスクトップ製品のライフサイクル
  http://www.microsoft.com/japan/windows/lifecycle/default.mspx
  Windows Vistaのダウングレード権(旧バージョンソフトウェアの使用)について
  http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/buyorupgrade/downgrade/default.mspx


( 石井 一志 )
2007/08/22 17:06

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