TIS株式会社と株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は8月27日、OBCの中規模企業向け業務パッケージ「奉行V ERP」を活用したEDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)ビジネスで協業すると発表した。両社ではこれに伴い、EDIビジネス分野での共同開発をはじめ、運用、マーケティング・営業活動を共同で実施する。
具体的には、2007年秋の発売が予定されている奉行V ERPをベースとした業界別EDIテンプレートを共同開発。TISデータセンター内に処理センターとして、ECプラットフォーム「ECセンター for 奉行」を構築する。このセンターでは、業界別EDIテンプレートおよび受発注、納期回答、出荷状態のデータ交換といった基本機能をSaaS形式で提供し、EC取引環境の構築において課題となる、導入や維持の負担を軽減するという。また操作画面が奉行V ERPと統一されるなど、OBCの業務パッケージとの連携によって業務の効率化も実現できるとのこと。
両社では、TISのデータセンター運用ノウハウ、SCM関連システムの開発実績と、OBCが持つ顧客基盤、パートナー網を組み合わせることで、安く簡単にEC取引へ参加できる機会を、中堅・中小企業に提供するとしている。
ECセンター for 奉行の価格は、初期費用が100万~150万円、月額費用が受注側企業3000円、発注側企業2万5000円。発注側企業の月額費用には、受注側100社分の接続料が含まれる。両社では、今後3年間で1万社への提供を目標としている。
■ URL
TIS株式会社
http://www.tis.co.jp/
株式会社オービックビジネスコンサルタント
http://www.obc.co.jp/
ニュースリリース
http://www.tis.co.jp/news/2007/070827.html
( 石井 一志 )
2007/08/27 12:36
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