株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)とソフトバンクIDC株式会社は8月30日、Webサイトのディザスタリカバリに特化したインターネットDR(Disaster Recovery)サービスを提供すると発表した。
DRとは、同一データを地理的に離れた2拠点に置くことで、どちらか一方の拠点が災害で被害を受けても、事業やサービスを継続できるようにするもの。今回のサービスは、WebサイトのDRに特化したもの。災害時でもサービスダウンが許されないBtoC Webサイトの運営企業(金融業など)に向けて、高品質で低価格なDRサービスを提供するとしている。
従来より日立情報では、「SHIELDセキュリティセンタ」というアウトソーシングサービスにより、多くのWebサイトの代行運用を行っている。今回の両社の協業では、ソフトバンクIDCのデータセンター内に、SHIELDセキュリティセンタのバックアップサイト「SHIELD-DRセンタ」を構築することで、Webサイトの運用に特化したDRを実現。役割分担としては、日立情報が営業、システム構築・運用を行い、ソフトバンクIDCがインフラ提供、技術協力を行うという。
なお同サービスを利用するには、SHIELDセキュリティセンタにおけるWebサーバー運用サービスの利用が前提となる。
価格は100万円/月から。日立情報では、今後3年間で20社、15億円の売り上げを見込む。また地域DRセンターの展開を検討するなど、DR分野において今後も協業を深める予定としている。
■ URL
株式会社日立情報システムズ
http://www.hitachijoho.com/
ソフトバンクIDC株式会社
http://www.sbidc.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachijoho.com/news/2007/070830.html
( 川島 弘之 )
2007/08/30 18:13
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