ボーランド株式会社の開発ツール部門であるCodeGear事業本部は9月11日、オープンソース開発プラットフォーム「Eclipse」向けのプラグインツール製品群「JGear」を発表した。同日から英語版、ドイツ語版、日本語版、フランス語版が利用可能なインターナショナル版の販売を開始する。
JGearは、Eclipseベースの統合開発環境(IDE)ではサポートされていない、Javaアプリケーションのパフォーマンス問題の分析、UMLによるビジュアル開発、チームコラボレーションといった3つの分野について支援機能を提供するプラグイン。
パフォーマンスプロファイリング/デバッグツール「JGear Performance」、Eclipse向けのグラフィカルJava開発ツール「JGear LiveSource」、チームコラボレーションのクライアント機能「JGear Team Client」、プロジェクト管理機能を一元化する「JGear Team Server」の4種から構成される。
JGear Performanceでは、CPUやメモリに関連したパフォーマンス問題をグラフィカルに確認できるほか、メモリリークの可能性のある個所を自動検出する「AMLD(Automatic Memory Leak Detector)」機能などを提供する。価格は3万7800円。
JGear LiveSourceでは、グラフィカルEJBワークベンチとWebサービスデザイナを提供。コードとモデル図のリアルタイム同期を実現したLiveSourceテクノロジーにより、コード中心の開発とビジュアルRAD開発を両立。コードとモデルを常におなじ状態に保てるので、アーキテクチャや実装の変更に対して強いシステム開発が可能になるという。価格は3万7800円。
JGear Team Clientでは、開発者にプロジェクトチーム共通のポータルを提供。役割に応じたビューから、プロジェクトチームの情報をリアルタイムに共有できるようになる。価格は5万400円。
JGear Team Serverでは、コラボレーションサーバー機能を提供。複数のプロジェクト管理サーバーを一元管理できるProjectAssistによって、プロジェクト開始時の煩雑な作業を軽減するとのこと。価格は7万5600円。
なお同製品群は、ダウンロードによる販売でのみ提供される。
■ URL
ボーランド株式会社
http://www.borland.com/jp/
CodeGear事業本部
http://www.codegear.com/jp/
ニュースリリース
http://www.codegear.com/jp/article/36932/
■ 関連記事
・ 統合開発ツールの新版「CodeGear RAD Studio 2007」、4カ国版同時発売(2007/09/06)
( 川島 弘之 )
2007/09/11 17:14
|