Enterprise Watch
最新ニュース

MySQL最新版、アドバイザの役割も果たす新監視ツールを追加


 米MySQL ABは9月11日、MySQL Enterpriseの最新メジャーバージョン「MySQL Enterprise Fall 2007 Release」を発表した。これに併せて、同バージョンを30日間無償で利用できるトライアルサブスクリプションをWebサイト上に公開している。

 MySQL Enterpriseは、オープンソースデータベースと監視ツール群、ならびにプレミアムサポートサービスをセットにして提供する製品。新版は、9月11日・12日に東京で開催されているアジア初のMySQLユーザーカンファレンスにて発表された。Webベースの近代的なインフラを導入する企業組織が、より廉価により手軽にデータベースをスケールアウトして運用することが可能になっているという。

 新版の特長は、新たな監視ツールが追加されたこと。MySQL Enterprise Monitorでは、常にデータベースサーバーの稼働状況を監視して、期間アプリケーションに悪影響を及ぼす恐れのある問題を早期に発見、警告した上で、問題解決を支援してくれる。今回このツールに、最新の「Replication Monitor」が追加され、さらに100種類を超えるアドバイザルールを収録。併せて、分散型データベース環境の稼働状況の的確な把握を可能にする20種類のグラフから構成されたギャラリーや、ベストプラクティスに準じた改善策の自動提案機能が実装された。

 サーバー当たりの標準価格は、年間599~4999ドル。サーバー数無制限で利用可能なサイト契約は、年間4万ドル。なおこのサブスクリプションには、毎月発行のソフトウェアアップデート、四半期ごとのサービスパック、緊急時にホットフィックスビルドを提供するほか、MySQLインストール設定ウィザードや迅速に技術問題を解決する診断サポートツールが含まれる。



URL
  米MySQL AB
  http://www.mysql.com/
  ニュースリリース(英語)
  http://www-jp.mysql.com/news-and-events/press-release/release_2007_34.html


( 川島 弘之 )
2007/09/12 17:57

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.