サン・マイクロシステムズ株式会社(サン)は9月12日、Solaris 10最新アップデート版「Solaris 10 8/07」の無償ダウンロードを開始すると発表した。メディアキットの販売は10月上旬を予定する。
「Solaris 10 8/07」は、Solaris 10の4番目のアップデート版で、新しい仮想化テクノロジ「Solaris Containers for Linux Applications」が追加されたのが特長。これにより、x86サーバー上のSolaris 10環境で、一切の変更を加えることなくLinuxアプリケーションが実行できるという。そのほか、日本語HGフォントをWindows Vistaが採用するJISX0213:2004に準拠させ、相互運用性を向上したほか、ネットワークパフォーマンスの向上が図られた。
データベースとしては、「PostgreSQL 8.2」を同梱。Solarisのサポートプラグラム「Solaris Subscriptions」により、OSと一括したサポートが受けられるとのこと。
互換性に関しては、旧版で動作していたアプリケーションのバイナリ互換性を確保しているほか、x86/x64プラットフォーム用アプリケーションとSPARCプラットフォーム用アプリケーションの間でソースコードの互換性も確保。プラットフォームに依存しないアプリケーション開発を可能にしている。
■ URL
サン・マイクロシステムズ株式会社
http://jp.sun.com/
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( 川島 弘之 )
2007/09/12 18:20
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