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日本HP、拠点をまたがったシステムのID管理を効率化するソフトなど


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は9月18日、ID管理ソフトウェア製品群を「HP Identity Center」ブランドに位置付け、強化すると発表した。具体的には、拠点間をまたがったシステムの認証、ID管理を効率的に行うための「HP Select Federation 7.0」を発売するとともに、ID管理製品「HP Selectシリーズ」3製品を組み合わせたパッケージ製品を提供する。

 HP Select Federation 7.0は、異なる認証システム間における連携管理を行うソフトの新版。インターネットを介して異なる拠点内のシステムなどにアクセスする場合、信頼関係を保証したシステム間であれば、片方で認証を行えばそのままもう片方のシステムにもログインを行え、ネットワークのタイムアウトによるセッションの切断も防げるという。

 新版では、拡張Broker機能によって、連携先の使用する認証連携プロトコルの方式を気にせずに、さまざまな連携を行えるようになったほか、CardSpaceやID-WSF2.0といった最新のID情報管理プロトコルへの対応が強化されている。また、他社の提供する認証システムとの連携範囲拡張などもなされた。価格は92万8000円からで、10月1日の出荷開始を予定する。

 一方パッケージ製品では、ユーザーID/パスワードの発行と削除などを統合管理する「Select Identity」と、監査のためのID関連のログを収集する「Select Audit」を組み合わせた「ユーザ・プロビジョニング管理キット」を提供する。また、アクセス管理製品「Select Access」とSelect Federationをパッケージ化した「Webアクセス管理・認証連携キット」も提供される。価格はそれぞれ、1856万4000円から、1670万7000円から。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  ニュースリリース
  http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2007/fy07-160.html


( 石井 一志 )
2007/09/18 16:54

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