サイベース株式会社は9月19日、データベース間のデータ移動を管理するミドルウェアの新版「Sybase Replication Server 15」を発表した。価格は487万4000円(税別)/CPUコアからで、同日より出荷を開始する。
Sybase Replication Serverは、データベース間のデータ移動を管理し、基幹業務データの可用性を高めるためのミドルウェア。分散されたデータの中から必要な部分だけを効率よくコピーし、全社的な情報共有を実現するだけでなく、障害対策としてリカバリサイトへのデータレプリケーションの役割も果たすのが特長。
新版では、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)の「Sybase Adaptive Server Enterprise(ASE) 15」に対応したほか、管理機能、パフォーマンス、セキュリティなどが向上されたという。
具体的には、ASE 15の新機能である計算カラム、暗号化カラム、パーティションテーブルの複写に対応したとともに、設定パラメータの動的変更が可能になった。また動的SQLや、Oracle Databaseへの複数のコマンド一括送信に対応したことで、ネットワーク負荷を低減できるとしている。セキュリティ強化としては、パスワードの暗号化方式に128ビットのAESをサポートした。
対応OSは、Windows、Linux、HP-UX、AIX、Solaris。対応データベースは、ASE、Sybase IQ、Sybase Anywhere、Oracle Database 9i/10g。
■ URL
サイベース株式会社
http://www.sybase.jp/
プレスリリース
http://www.sybase.jp/about_sybase/press/2007/20070919.html
( 川島 弘之 )
2007/09/19 12:52
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