住友電工情報システム株式会社(以下、住電情報)は9月19日、エンタープライズ 2.0対応部品を組み込んだJava開発フレームワーク「楽々FrameworkII バージョン4.3」を発表した。同日から販売を開始する。
楽々FrameworkIIは、複雑な処理を実現する業務コンポーネントにより、ノンプログラミングで業務処理の大部分を稼動できるJavaフレームワーク。このため、プログラム設計工数を従来の3分の1まで短縮できるのが特長。さらに、データベース設計完了後、すぐに試作プログラムを自動生成して稼働できるため、Javaでそのままシステムを構築するより10分の1の時間で高品質なプログラムが作成できるという。
新版では、エンタープライズ 2.0への対応として、Ajax技術と全文検索技術を適用したプログラム部品が組み込まれた。Ajaxを適用した「ダイナミック・プレゼンテーション」部品により、検索キーワードを入力する際に、入力した文字列を補完した候補キーワードを自動表示しながら候補を絞り込むなど、リッチクライアント並みの高い操作性を実現。また全文検索を可能にする「ハイパー全文検索」部品では、一括全文検索のほか、複数テーブルを結合しての丸ごと検索や、Excel、Word、PDFなどの添付ファイルの全文検索を実現している。
そのほか、楽々FrameworkIIの外部連携機能「RakConnect」シリーズに、オープンソースの帳票ツール「JasperReports」との連携機能が追加された。商用の帳票ツールと同等の機能を持つJasperReportsを利用することで、システム開発コストのさらなる削減が可能とのこと。
■ URL
住友電工情報システム株式会社
http://www.sei-info.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sei-info.co.jp/news/news_fw20070919.html
( 川島 弘之 )
2007/09/19 12:53
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