株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は10月1日、さまざまなサービスをソリューション製品として体系化した「PoweredSolution」をバージョンアップすると発表した。IT全般統制の実現支援とオープンソースソフトウェア(OSS)への取り組みを強化し、「同 V8」として10月10日より販売を開始する。
PoweredSolutionは、CRM(Costumer Relationship Management)、EAI(Enterprise Application Integration)、ETL(Extract/Transform/Load)、データウェアハウス、ネットワーク構築、およびセキュリティなどの幅広い分野をカバーしたソリューション群。今回の新版では、IT全般統制の支援として、「操作証跡構築サービス」「個人情報秘匿サービス」を新たに追加した。
操作証跡構築サービスでは、サーバーのアクセスログや操作履歴、クライアントの操作履歴など、IT全般統制に必要となるログを確実に取得できるシステムを構築する。一方の個人情報秘匿サービスでは、開発・テストで使用する本番環境データに含まれる個人情報を秘匿する仕組みを提供し、情報漏えいのリスクを低減するという。
併せて、ソリューション体系自体も再編する。新ソリューションとして新たに、ECM(Enterprise Contents Management)ソリューションとSOA(Service Oriented Architecture)方式設計ソリューションを追加する。また、WebサイトソリューションにWebコマース分野の統合を図る。
そのほか、OSSの取り組みも強化。OSS環境でのシステム構築にも対応し、安心してOSSを利用できる導入・運用サポートを提供する。特にCRMやシステム運用監視の分野において、OSSのソリューション素材をラインアップしているとのこと。
富士通SSLでは、2年間で240億円の販売をめざす。
■ URL
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
http://www.ssl.fujitsu.com/
プレスリリース
http://www.ssl.fujitsu.com/release/2007/10/1.html
( 川島 弘之 )
2007/10/01 16:19
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