株式会社日立製作所は10月18日、コンテンツアーカイブストレージ「Hitachi Content Archive Platform」を用いたアーカイブソリューションを強化すると発表した。新たに、ファイルデータやログデータ向けのアーカイブソリューションの提供を開始する。
Hitachi Content Archive Platformは、コンテンツを長期保管するためのアーカイブ向けストレージアプライアンスで、一度格納したコンテンツを書き換えできない形で保存することができる。また、複数のストレージを論理的に単一のファイルシステムに見せかけるグローバルネームスペース機能を備え、必要なときに、容易にストレージ容量を拡張できる特徴を持つ。
今回、そのHitachi Content Archive Platformをベースとして新たに提供される「ファイルデータアーカイブソリューション」は、シマンテックのアーカイブソフト「Symantec Enterprise Vault」を利用し、ファイルサーバー環境でのさまざまなソースについて、保管・管理・検索を行えるようにするもの。ストレージコストの削減と管理の簡素化が実現できるほか、長期保管が必要なデータを、設定されたポリシーに従って安全かつ容易にアーカイブを行えるという。また今後は、Symantec Enterprise Vaultと連携したメールアーカイブソリューションについても、提供を予定する。
一方、「ログデータアーカイブソリューション」では、SenSageの統合ログ管理製品「SenSage Enterprise Security Analytics」と連携。ネットワーク機器やサーバー、アプリケーションから出力される膨大なログデータを安全に蓄積・管理できるようにする。
■ URL
株式会社日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2007/10/1018.html
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( 石井 一志 )
2007/10/18 12:29
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