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スマートフォン向けソフトの開発フレームワーク「ル・クローンSmartPhone」


 株式会社ソア・システムズは10月30日、スマートフォン向け業務アプリケーションの開発・実行フレームワーク「ル・クローンSmartPhone」を発表した。

 ル・クローンはもともとPDA・ハンディターミナル・携帯電話向けの製品。ル・クローンSmartPhoneは、スマートフォン市場の拡大に伴いラインアップに追加された新製品だ。これにより特定のスキルが必要とされる、スマートフォン向けアプリケーション開発の難易度を下げ、効率化することが可能になる。

 特長は、マルチプラットフォームでOSやハードウェアを問わずあらゆる環境で稼動するとともに、高速データベース(DB)を標準搭載する点。ローカルにDBを持つことで、オンライン・オフラインいずれの状況でも開発できるほか、開発・実行環境を統合することが可能になる。

 そのほか、ペンタッチ操作のPDAタイプ、テンキー操作の携帯電話タイプのどちらの端末でも動作するアプリケーションが開発できるのも特長。アプリケーションから、カメラやバーコード、プリンタなどの周辺機器とシームレスな連携も可能とのこと。

 対応端末は、ウィルコムW-ZERO3の「WS003SH」「WS004SH」「WS007SH」「WS011SH」、NTTドコモhTc Zの「F1100(対応予定)」「HT1100(同)」、ソフトバンクモバイルの「X01HT」「X02HT(対応予定)」「X01T(同)」。今後はWindows Mobile搭載スマートフォンすべての主要端末に対応する予定。

 参考価格は、ル・クローンSmartPhone開発環境が36万円(税別、5ユーザー)、実行環境が7000円(税別)/ユーザー。ソア・システムズでは、3年間で10万ライセンスの販売を見込む。



URL
  株式会社ソア・システムズ
  http://www.soar.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.soar.co.jp/news/pr_00004.html


( 川島 弘之 )
2007/10/30 18:30

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