株式会社セールスフォース・ドットコムは11月12日、オンデマンドCRM「Salesforce」の最新版「Winter '08」の提供を開始したと発表した。Visualforce開発者向けプレビュー版の提供、アップルのWebブラウザ「Safari 3」サポート、「Salesforce Content」「Salesforce Ideas」の2つのアプリケーションの追加などが行われている。
Visualforceは、マルチテナント型のオンデマンドプラットフォーム「Force.com」で提供されるユーザーインターフェイス開発環境。HTMLのほか、AjaxやFlexなどをサポートしており、これらのテクノロジーを利用して独自のユーザーインターフェイスを開発することができる。
Winter '08で追加されたSalesforce Contentは、コンテンツ管理・共有の企業向けプラットフォーム。ドキュメント管理をオンデマンドで行えるのが特長で、タギング機能やサブスクリプション機能、提案機能などが用意されている。今回提供されるのは英語版で、日本語版での提供は次期リリースの予定。一方のSalesforce Ideasは、同社のIdeaExchangeで使われているテクノロジーを基盤としたコミュニティプラットフォーム。オンラインコミュニティの構築機能のほか、アイデアの投稿機能や投票機能などが用意されている。
■ URL
株式会社セールスフォース・ドットコム
http://www.salesforce.com/jp/
( 福浦 一広 )
2007/11/12 13:48
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