NECソフト株式会社は11月21日、Webメールサーバー「WitchyMail」の最新版「WitchyMail V3.1」を発表した。2008年1月10日より販売を開始する。
WitchyMailは、BIGLOBEでサービス中の「ウェブリメール」を元に企業利用向けに機能強化された製品。企業のPOPサーバーに蓄積されたメールを読み込み、Webブラウザで閲覧できるように加工して保存するため、PCでメールを取り込むことなくWebブラウザでメールを閲覧できるのが特長。また、Ajaxを採用することで、メールのドラッグアンドドロップや右クリックによるショートカットメニューの表示などPCのメーラーと同等の使い勝手を提供するユーザーインターフェイスを備えている。そのほか、携帯電話のWebブラウザからもメールの送受信を行うことができる。
最新版では、サイボウズ株式会社のグループウェア「サイボウズ ガルーン2」と連携。ガルーン2内のWebメールをWitchyMailに置き換えることができる。また、開封通知機能やメールデータのインポート・エクスポート機能、POPサーバーからのメールデータ全文取り込み機能など、利便性を向上させる機能を強化。そのほか、管理者向けにポリシー設定機能も強化しており、システム運用なセキュリティポリシーに応じて柔軟に対応できるとしている。
動作環境は、OSがRed Hat Enterprise Linux ES 3.0/4.0、AS 3.0/4.0。WebサーバーがApache 1.3.26以上。
価格は、250ユーザーで96万円(税別)より。同社では、今後3年間に約200セット、カスタマイズ、SI、保守費用を含め、約10億円の売上げを見込んでいる。
■ URL
NECソフト株式会社
http://www.necsoft.com/
プレスリリース
http://www.necsoft.com/press/2007/071121.html
( 福浦 一広 )
2007/11/21 11:15
|