エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)とシトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(以下、シトリックス)は11月28日、スマートフォン向けの「モバイルシンクライアントサービス」を発表した。11月30日から提供を開始する。
同サービスは、NTTドコモが提供する「hTc Z」などのスマートフォン自体に高度なセキュリティを実現し、ホスティング形式でシンクライアント環境を提供するサービス。「Citrix Presentation Server 4.5」を基盤にデータセンターに集約されたアプリケーション資産へ、スマートフォン自体をシンクライアント端末としてアクセスすることが可能になる。
そのために必要なスマートフォン、ネットワーク、サーバー、ソフト、独自モジュール、モバイルアクセス環境、データセンター、運用・監視・保守をパッケージ化したのが特長。
使い勝手としては、外出先で利用頻度の高いメーラー・スケジューラ・アドレス帳を、NTT Com独自開発のPIM(Personal Infomation Manager)にてカスタマイズすることで、携帯端末の小さな画面でも快適に利用できるようにしている。
スマートフォン30台を利用する場合の参考価格は、初期費用が360万円から、月額費用が120万円から。スマートフォンのほか、シングルサーバー、Citrix Presentation Server×30ライセンス、モバイルアクセス×30ID分、データセンター、サーバー監視、ハードウェア保守、ヘルプデスクなどが含まれる。NTTドコモの通信料は別途必要。
■ URL
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
http://www.ntt.com/
シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
http://www.citrix.co.jp/
ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/2007NEWS/0011/1128_2.html
( 川島 弘之 )
2007/11/28 18:05
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