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Flash Media Server 3の役割
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Flash Media Server 3の特長
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アドビシステムズ株式会社は12月4日、ストリーミングメディア配信サーバーの最新版「Adobe Flash Media Server 3(以下、FMS 3)」を発表した。あわせて、Flash Playerの最新版「Flash Player 9.3」の無償配布を同日より開始することも発表した。
FMSは、Flash Videoのストリーミング配信機能を備えたサーバー製品。最新版のFMS 3では、パフォーマンスの向上や最新コーデックのサポートなど基本機能を強化したほか、市場ニーズに合わせて製品体系の見直しも行われている。
パフォーマンス面では、同時接続ストリーム数を2倍まで増加。これにより、サーバーあたりの配信数が増加するため、旧バージョンと比べてコストパフォーマンスが高まったとした。また、旧バージョンではWindows版とLinux版でパフォーマンスの違いが存在したが、FMS 3では同等の性能まで高まったと説明している。
FMS 3で新たにサポートしたコーデックが、H.264ビデオコーデックとHE-AACオーディオコーデック。H.264のサポートにより、既存のiPod用ポッドキャスティングコンテンツなども再エンコードすることなくストリーミング配信できるとしている。動画品質も向上しており、1080pのHDクオリティでの配信を実現している。なお、これらのコーデックを利用するには、同日配布を開始するFlash Player 9.3が必要。
そのほか、コンテンツ保護機能として、従来から用意されているRTMP(RealTime Messaging Protocol)の暗号化機能を強化したRTMPE(RealTime Messaging Protocol Enhanced)を追加。再生クライアントがにせのクライアントであったりリッピングツールである場合、リクエストを拒否することが可能になった。また、Flashムービーファイル(SWF)の検証機能も用意されており、改ざんされたSWFの再生を不可にすることもできる。
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同時接続ストリーム数は旧バージョンの倍に
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H.264など最新コーデックをサポート
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コンテンツ保護機能も強化
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代表取締役社長のギャレット・イルグ氏
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マーケティング本部ビデオソリューションズ部 部長の古村秀幸氏
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同社代表取締役社長のギャレット・イルグ氏は、「インターネットのキラーアプリケーションといえばメールだったが、これからはビデオという意見が出ている。北米において、Flashはビデオツールとして使われており、NBCやFOXといった放送局でも採用されている。実際、プライムタイムのTV番組を配信する放送局もある」とビデオ配信が本格化していると紹介。「アドビでは、開発から配信までエンドトゥエンドのソリューションを提供している。今回発表のFMS 3により、Flashビデオのビジネスはさらに拡大する」と述べた。
FMS 3では製品構成と価格体系の見直しが図られている。従来配信規模別の製品構成となっていたものを、今回からは配信方法別の製品構成に変更された。同社マーケティング本部ビデオソリューションズ部 部長の古村秀幸氏は、「今回新たに用意したFlash Media Streaming Server 3は一方向のストリーミングに特化した配信サーバー。ライブおよびオンデマンドビデオ配信に対応しており、コンテンツ保護機能、HDクオリティの動画配信にも対応している。もうひとつがFlash Media Interactive Server 3。これは、Flash Media Streaming Server 3の機能に加えて、双方向のメディアアプリケーションに対応した配信サーバーで、スケーラブルな構成にも対応しているのが特長」と紹介。
製品構成の変更にあわせて、価格も大幅に見直されている。Flash Media Streaming Server 3の価格は13万5870円、Flash Media Interactive Server 3の価格は61万4200円。出荷開始は2008年1月中の予定。
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Flash Media Streaming Server 3
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Flash Media Interactive Server 3
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価格体系
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発表会には、国内のストリーミングサービスパートナーである、アカマイ株式会社、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)、株式会社Jストリームの3社の代表も出席。FMS 3を各社のサービスにおいてサポートすることを表明した。
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アカマイ代表取締役社長の小俣修一氏
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IIJ取締役ネットワークサービス本部長の島上淳一氏
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Jストリーム代表取締役会長兼社長の白石清氏
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発表会では、現在開発中のAdobe Media Player、および携帯電話向けのAdobe Flash Lite 3.xなど、FMS 3対応クライアントも紹介。特にFlash Lite 3.xではFlashビデオをサポートしていることから、FMS 3によるストリーミング配信のメリットが生かせるとした。なお、現時点ではFlashビデオをサポートした端末は国内で提供されていないが、2008年中にも国内キャリアにおいて採用される見込みであるとした。
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携帯電話への対応状況
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発表会ではノキア端末を用いてストリーミング配信のデモも行われた
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■ URL
アドビシステムズ株式会社
http://www.adobe.com/jp/
( 福浦 一広 )
2007/12/04 18:04
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