マイクロソフト株式会社は12月5日、レンタル事業者を対象に含めたサービスプロバイダ向けライセンスプログラム「SPLA(Services Provider License Agreement) 2.3」を提供開始すると発表した。同プログラムでは、マイクロソフト製品のレンタル利用を許諾しているため、従来は一部事業者のみに限られていたPCやサーバーのレンタル事業を、幅広い事業者が行えるようになるという。
マイクロソフトでは、OEM、パッケージ、ボリュームライセンスで購入した同社製品のレンタルやホスティングでの使用を禁止しており、一部のレンタル事業者のみが対象となる「デスクトップレンタルプログラム」によって、限定的なレンタルのみを許諾していた。しかし国内では、PCやサーバーのレンタル需要が大きく、幅広い事業者を対象にしたライセンスプログラムの提供が求められていたという。
そこでマイクロソフトでは方針を転換し、今回のSPLA 2.3によって、Windows Vista、2007 Office system、ForefrontおよびWindows Server 2003などのレンタルを可能にした。同社では、SPLA 2.3について、「このような市場の要請に応えるプログラムとして、レンタル事業者のビジネスをサポートして行く事を目的としている」とコメントしている。
■ URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3293
( 石井 一志 )
2007/12/05 18:36
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