アドベントネット株式会社は12月10日、ネットワーク機器の構成・変更管理ツールの新版「AdventNet ManageEngine DeviceExpert(以下、DeviceExpert) 5.0」と、システム・ネットワーク監視ツールセットの新版「AdventNet ManageEngine OpUtils(以下、OpUtils) 4.4」を発表した。
DeviceExpertは、スイッチ、ルータ、ファイアウォール、無線アクセスポイントなど、市場における300モデル以上のネットワーク機器に対応した構成・変更管理ツール。ICMP、SNMP、ポートスキャンなどによりイベントを自動検出し、「いつ」「誰が」「どの機器に」「どのような設定変更をしたか」が管理可能。スケジューリングによる設定変更機能も備え、設定が変更された場合は、メールで通知することも可能だ。
新版では、ネットワークコンプライアンス機能を搭載。機器のタイプごとにコンプライアンスポリシーを自動適用し、そのステータスや結果をレポートすることが可能になった。レポートは、機器ステータス、構成変更、コンプライアンス関連など12種類に対応。メールでレポートを定期的に自動送付することもできるようになっている。サポート対象機器も拡充されており、新たにJuniper、NETGEAR、Dell、Cisco VPN Concentrators、Extreme Summitに対応した。
価格は、管理対象が25デバイスの場合で13万6000円(税別)/年から。
一方のOpUtilsは、45以上のシステム・ネットワーク監視ツールを同梱したWebベースのソフト製品群。大規模なシステムやネットワークにおいて、接続性、可用性、状態、応答時間などに関する問題の検知やトラブルシューティングに有効としている。
具体的には、ICMPやSNMPを使用して機器の状態を調べる「ネットワーク障害解析・診断ツール」、IPアドレス・MACアドレス・DNS名などを提供する「アドレス監視ツール」、サーバーのリソースやプロセス情報などを提供する「サーバー監視ツール」、ネットワーク機器のトラフィック、スイッチのマッピング情報などを提供する「ネットワーク監視ツール」などを取りそろえている。
新版では、Alcatel-Lucentのスイッチに対応したほか、検索、DNS名前解決などのオプション機能を提供。そのほか、過去に発生した不具合の修正が行われている。
ラインアップは、一部機能制限のある「Standard Edition」とすべての機能を利用できる「Professional Edition」の2種類。価格は、Standard Editionが1ユーザーで4万1000円(税別)から、Professional Editionが5ユーザーで23万4000円(同)から。
■ URL
アドベントネット株式会社
http://www.adventnet.co.jp/
プレスリリース
http://www.adventnet.co.jp/news/press071210a.html
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( 川島 弘之 )
2007/12/10 18:26
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