NTTアイティ株式会社は12月11日、暗号化技術とQRコードを応用したパスワード管理ツール「HaruPa」を発表した。12月12日より販売を開始する。
HaruPaは、PCへのログオンで用いられるパスワードをQRコードに変換して管理するソフト。ログオン用のパスワードを自動生成し、暗号化してQRコードに変換する「HaruPa生成ソフト」と、QRコードを読み取ってパスワードに変換する携帯電話用の「HaruPa読取ソフト」で構成される。
利用者は、HaruPa生成ソフトで、パスワードの自動生成とQRコードへの変換を行い、変換したQRコードをプリンタで印刷する。印刷したQRコードをPC本体に貼り付けておき、必要に応じて携帯電話にインストールされたHaruPa読取ソフトで、QRコードを読み取り、表示されたパスワードを使ってログオンするという流れになっている。
QRコードは利用者ごとに異なる暗号鍵で暗号化され、HaruPa読取ソフト側も利用者ごとに異なる復号鍵が設定されるため、一般的なQRコードリーダーや他のHaruPa利用者もパスワードを復号できないのが特長。また、パスワードそのものを覚える必要もないのがメリットと同社では説明している。
対応OSは、Windows 2000 Professional/XP/Vista。対応する携帯電話は、NTTドコモのQRコード読み取り可能なカメラを内蔵するFOMA 90Xi、70Xiシリーズ。
すべての機能が含まれる企業向けの「HaruPa for オフィス」と、HaruPa読取ソフトの利用制限や暗号鍵設定の自由度などに制限がある家庭向けの「HaruPa for リビング」の2種類を用意。価格は、HaruPa for オフィスが、1ライセンス19800円(税別)。HaruPa for リビングが、1ライセンス3480円(税別)。
■ URL
NTTアイティ株式会社
http://www.ntt-it.co.jp/
ニュースリリース
http://www.ntt-it.co.jp/press/2007/071211/071211bcj.html
製品情報
http://harupa.jp/
( 福浦 一広 )
2007/12/11 16:25
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