株式会社網屋は12月12日、サーバーアクセスログ監査ツール「ALogコンバータ」の検索システムを大幅に改善したと発表した。これによって、サーバーログの検索から表示までの処理性能が、約150倍に高速化されたという。機能強化された新版は同日より提供が開始され、保守契約中のユーザーは、無償でバージョンアップできる。
ALogコンバータは、サーバーへのアクセスログを管理するためのツールで、主にファイルサーバーへのアクセスログと、ドメインコントローラへのログオンログを、収集・管理できる。ラインアップとしては「ALogコンバータ for Windows」のほか、NetAppストレージ環境向けとEMCストレージ環境向けの両製品も提供されている。
今回網屋では、この製品が搭載しているアクセスログ検索システムの実行速度を改良。この機能強化によって、1000人規模の企業が1カ月間に数十GBのログを取得した場合でも、数秒単位での検索・表示を行えるようになったという。
また網屋では今後、集計・統計レポート機能を搭載した次期バージョン「ALogコンバータ 3.0」を、2008年前半に提供開始する予定。この強化によって、ファイルサーバーへの夜間アクセスや通常行わない不審なアクセスをとらえ、レポートとして自動出力できるようになるとしている。
■ URL
株式会社網屋
http://www.amiya.co.jp/
( 石井 一志 )
2007/12/12 13:40
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