東日本電信電話株式会社(以下、NTT東)は12月17日、中堅企業向けのBCP(事業継続計画)ソリューション「Ephelio DR」を発表した。新潟県、長野県、山梨県、神奈川県以東の17都道県で、12月18日から提供を開始する。
Ephelio DRは、ユーザー拠点にメインストレージ、震度7にも耐えうる堅牢なNTT東のEphelioデータセンター内へサブストレージを設置し、ユーザーデータを高速かつセキュアに自動バックアップするサービス。両拠点間をBフレッツとフレッツ・グループアクセスで接続して利用するため、従来のサービスと比較して低価格での提供が可能になったという。バックアップに際しては、ユーザー自身が実行を意識する必要はなく、また同データセンター内の機器とユーザー拠点のルータについては、故障監視と故障対応のサービスをNTT東が提供する。
災害などでユーザー拠点のデータが失われた場合でも、ユーザーの別拠点から、サブストレージの最新データを利用して事業継続が可能。さらに、メインストレージ内にバックアップ用転送データを一時的に保管する独自技術を利用するため、大容量データ転送時のタイムアウトなど、エラーを減らすことができるとしている。
価格は、初期費用が168万円から、月額費用が12万6000円から。NTT東では、年間50件の販売を見込む。
■ URL
東日本電信電話株式会社
http://www.ntt-east.co.jp/
ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0712/071217a.html
( 石井 一志 )
2007/12/17 18:07
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